古い写真をこの先何十年も残すには、どう保管すればいい?
TimeMend 編集部 ·
修復によって古い写真は画面の上で再び鮮明になりますが、プリントそのものは少しずつ劣化し続けます。元の写真を大切に保管することは、修復と同じくらい重要です。
古い写真が傷む理由
- 光:紫外線は染料を退色させ、印画紙を黄ばませます。
- 湿気:湿度が高いとカビが生え、写真同士がくっつき、表面にしみが出ます。
- 温度の変化:暑さと寒さを繰り返すと、印画紙が反り、画像の層がひび割れます。
- 酸性の素材:一般的な紙袋、のり、昔ながらの粘着式アルバム(いわゆる「フリーアルバム」)は、少しずつ写真を傷めます。
- 指で触れること:手の油分や汗が指紋の跡を残します。
プリント写真の保管方法
- 置き場所を選ぶ:直射日光を避け、暖房器具、キッチン、浴室から離します。湿気の多い地下室や、暑くなる屋根裏も避けましょう。
- 環境を整える:できるだけ涼しく安定した状態を保ち、室温は 24°C 以下、相対湿度は 30〜50% が理想です。
- 適した素材を使う:「無酸性」「PVC 不使用」と表示されたアルバム、スリーブ、保存箱を選びます。
- 持ち方に気をつける:写真の縁を持ち、必要に応じて綿やニトリルの手袋を着けます。
- 古いアルバムに貼りついた写真:無理にはがさず、アルバムのページごとスキャンします。
- 裏に書き込むとき:ボールペンやマーカーは使わず、柔らかい鉛筆で軽く書きます。
デジタルデータのバックアップ方法
- 早めにスキャンする:保管が 1 年延びるごとに、傷みが少しずつ増える可能性があります。スキャン方法は「古い写真をきれいに修復するには、どうスキャン・撮影すればいい?」をご覧ください。
- ファイル名をそろえる:たとえば「1983-正月-祖母の家.png」のようにしておくと、あとで探しやすくなります。
- 3-2-1 でバックアップする:少なくとも 3 つのコピーを、2 種類の異なる記録媒体(パソコンと外付けドライブなど)に保存し、そのうち 1 つは別の場所かクラウドに置きます。
- 定期的に確認する:年に一度バックアップを開き、ファイルが問題なく開けるか確かめます。
すでに傷んでいる写真は
カビが生えたり、くっついたり、ひどく破れたりした写真は、自分で水洗いしたりテープで補修したりしないでください。まずは今の状態のままスキャンして残し、写真修復の専門家や資料保存の専門機関に相談しましょう。デジタル修復で画面上の見た目は改善できますが、プリントそのものを直すことはできません。
元の写真の準備はできましたか?まずは修復スタジオで開いてみましょう。
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